冬の定番その2
瀬戸内地方で「ゲタ」と呼ばれる魚がおります。その形状がひらべったくて下駄に似ているからですが、正式にはフレンチでも使う舌平目です。「野の」では「げた汁」というメニューをお出ししています。ゲタをミンチにしたものを炒めて冬の根菜類と一緒に椀仕立てにします。ご飯の上からかけて丼物にもします。
倉敷地方の郷土料理に「フナ飯」というのがありますが、その味付けとはちょっと変わっています。
今から20年以上も昔でしょうか。玉島に「団十郎」(この字で合ってたかな・・・)という店があって、よく通っておりました。冬にそのゲタを使った丼物を出していて、すごく美味しいので、作り方をこっそり教えてもらっていたのです。他の店では、お目にかかったことがないので、多分そこのお店のオリジナルだと思います。
冬になると子どもたちに作っていたメニュー。大根も牛蒡も金時人参も里芋もたっぷり味わえて身体が温まります。
その味を伝えたくて作り続けて「野の」でもお出ししているのですが、お客様は未知の味に対してすごくナーバスになってしまう。それが残念・・・
明日は「ゲタ汁」を作りますよ。
この画像をアップできたらなあ・・・
それはもうちょっと先の話・・・これって「王様のレストラン」?
2010.01.27 | Comment(1) | Trackback(0)
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げた汁いただきます。 牧場のうば桜」 | 10.01.28 01:14
「女王様のレストラン」でお願いします。